万葉歌碑の除幕式

太宰府市民遺産第5号「万葉集つくし歌壇」を育成する大宰府万葉会が、太宰府市市制施行30周年を記念して万葉歌碑を建立し、本日、その除幕式が行われました。


今回建てられた歌碑は、
「大君の 遠(とお)の朝廷(みかど)と あり通ふ
  島門(しまと)を見れば 神代(かみよ)し思ほゆ」
               (萬葉集巻第三、304)

 柿本朝臣人麻呂が、筑紫国へ赴く時に、海路において詠んだ歌で、
「大君の遠く離れた政庁として通い続ける  海峡を見ると神代の昔が思われる」
と、神代の昔から大宰府政庁への往来にこの海峡を通ってきたのだという感慨をうたったものです。

歌碑は、大宰府政庁からまっすぐ南に200m、御笠川の北岸にあります。