最近のお知らせ

太宰府市民遺産こども絵画コンテスト入賞作品

この夏、太宰府市内の小学4年生から6年生を対象に募集した太宰府市民遺産こども絵画コンテストの入賞作品を、作品選考に参加した太宰府高校松本先生の講評とともに発表します。

作品選考会のようすはこちら

〇最優秀賞
太宰府東小学校 6 年 竹ノ矢 安美さん
作品名「命をかけて頂上をめざすヒキガエル」
作品のPRポイント「絵の具などを使わず、はり絵にしました。葉やどんぐりでヒキガエルの小ささを表現しました。」
講評
ヒキガエルが宝満山を登る様子を題材にした作品です。カエルたちが道なき道を一生懸命に進む様子が貼り絵で表現されています。今回の作品の中で唯一絵の具ではなく、ちぎった色紙を丁寧に貼り絵にした作品で審査員の注目を集めました。小さなヒキガエルと転がった大きなどんぐりとの対比や自然な色味の表現などしっかりと構成が練られており、作者の狙いが伝わる作品です。

〇特別賞(3作品)
景観・市民遺産会議議長賞
水城西小学校 6年 三浦 さくらさん
作品名「四王寺山の三十三石仏」
作品のPRポイント「石仏の影や、はしから見える木々、石仏の優しい顔を表現しました。」
講評
優しいお顔をした小さな石仏が柔らかな光に包み込まれています。自然の中にたたずむ石仏を見つめる作者の想いが伝わってくるようです。水彩絵具の透明感を活かし、紙の白さで光を表現している技法も目を引きました。左下には供えられた黄色い花が画面のアクセントになっており、静かな祈りの情景が浮かんできます。

太宰府市長賞
水城西小学校 6年 岡元 聡子さん
作品名「人の思いがつぐ梅上げ行事」
作品のPRポイント「かげや色をとくに気をつけて書きました。」
講評
還暦を迎える人々が、厄払いとして太宰府天満宮に梅の木を奉納する伝統的な行事である梅上げを題材にした作品です。画面中央には除災招福の願いをこめた梅の木をのせた牛車が大きく描かれています。味わいを感じさせる線の描写や、牛や人の素朴な表情がとてもよく、題名に込められていますが、この行事によって代々受け継がれている人々の思いを感じさせています。

太宰府市教育長賞
水城小学校 6年 江上 周真さん
作品名「木うそに願いを込めて」
作品のPRポイント「太宰府の象徴の四王寺山と政庁跡を背景に、コロナ感染症の収束と早く日常が戻ってくることを願い、木うそを書きました。」
講評
存在感たっぷりの木彫りの木うそを中心にし、背後には太宰府政庁跡の晴れ晴れとした風景が広がっています。木うそだけが描かれるのではなく、太宰府らしい風景の中に木うそが構成されているところにオリジナリティを感じます。また、水彩画の技法を活かし、生き生きとした点描で表現した風景が素晴らしく、両端に置いた石碑は画面に安定感を生んでいます。

つづいて、優秀賞です。
〇優秀賞(8作品)
太宰府西小学校5年 新田 あかりさん「未来に残る太宰府の遺跡」

太宰府西小学校 5年 今林 愛梨さん「青空での梅あげ行事」

水城西小学校4年 中村 奏來さん「メモリアルパークから見えるながめ」

水城小学校4年 篠﨑 理音さん「太宰府天満宮の御神牛」

水城西小学校6年 天野 芽彩さん「未来へつなげる隈麿公のお墓」

水城西小学校6年 大本 あいさん「梅と四王寺山と2匹の木うそ」

水城西小学校6年 横山 心春さん「木うそと梅」

水城西小学校6年 竹下 栞奈さん「八朔の千燈明」

以上の入賞の方は、令和5年2月4日(土)に開催するだざいふ景観・市民遺産フェスタ2023にて、表彰式をいたします。

#太宰府 #市民遺産 #こども絵画コンテスト