6月10日の朝は都府楼跡に集合!
太宰府市民遺産第6号の「太宰府における時の記念日の行事」は、大正9年(1920)に制定された「時の記念日」にまつわる行事を今に伝えるものです。
かつて市内の小学校では、6月10日の朝、決められた時刻に時計を持たずに都府楼跡(大宰府政庁跡)に集合する行事が行なわれていました。
子ども達はそこで、「時を計ることの大切さ」と、天智天皇が築いた漏刻があったとされる辰山(ときやま)を望む都府楼跡で式典を行なう意味について学びました。
平成元年(1988)に、元教員の城戸満さんの呼びかけで水城小学校の卒業生を中心に行事が再開され、今に続いています。
今年も、6月10日の朝、開催されます。
行事では、水城小学校の校歌や、太宰府一帯の地理をうたった「度量衡の歌(水城村の地勢)」などがみんなで合唱されます。
ぜひ、早朝の澄んだ空気を吸いに、都府楼跡へ行ってみてはいかがでしょう?
■時の記念日の行事
日時:平成25年6月10日 午前6時10分~
場所:都府楼跡(大宰府政庁跡)
備考:事前申し込み等不要
※当日、育成団体の辰山会(ときやまかい)が、資料代として300円を集めます。市民遺産育成活動費として活用されますので、ご協力をお願いします。