「時の記念日の行事」開催のお知らせ
太宰府市民遺産第6号「太宰府における時の記念日の行事」は、昭和40年代まで行われていた水城小学校の「時の記念日の行事」を、平成になって当時の卒業生を中心に再開し、続けられているものです。
時の記念日は、大正9年に東京天文台と生活習慣改善同盟会が制定したもので、『日本書紀』に記録されている天智10年(761)に漏刻(水時計)が設置された日にちなみ6月10日とされました。
翌年から全国で記念行事が始められ、太宰府では、奈良時代に漏刻があったとされる辰山(ときやま)(現在は月山と呼ばれています)を東に臨む大宰府政庁跡で式典が行われました。その後、子どもたちが時計を持たずに朝、決められた時刻を目指して都府楼跡(大宰府政庁跡)に集まる水城小学校の行事となりました。
現在の行事では、当時も行事のなかで歌われていた「時の記念日の歌」や、太宰府一帯の地理がよくわかる「水城村の地勢(度量衡の歌)」などが合唱されるほか、吟詠や舞踊の披露などがあります。
行事はどなたでも参加できます。
ぜひお越しください。
■時の記念日の行事
日時:令和元年6月10日(月)午前6時10分開始
場所:都府楼跡(大宰府政庁跡)
備考:事前申込不要。当日、市民遺産育成団体の辰山会(ときやまかい)行事運営のための募金(一口500円)を集めますので御協力をお願いします。